前回の続きです。精神障害者保健福祉手帳を交付手続きが済み、受け取りのハガキが来るまで「障害者」の受容を中々上手く整理出来ていませんでした。
親へ己に屈した自分に情けないのか・・・。申し訳なく思いました↘
謝りました、手続きをしたその日に。お堅いタイプではないので、「気にしてないよ」と言ってくれましたが。何か空虚感とか色々な悲しみが襲ってきました。
さて、手帳を受け取りに福祉課へ。そこで30代位の男性の方(爽やかイケメン)がまず確認や福祉サービスについての説明をしてくれました。各自治体によって大きく異なりますので、そこは各自で調べて見て下さい。等級や手帳によっても大きく異なります。
手帳や福祉サービスの説明を一通り終え、「○○さん、何か困った事があったら福祉課に話に来て下さい。相談に乗れる事があれば話を聞きますから」と言ってくれました。私はうつ向いて聞いていたままでした。それを察したのか…
「この障害者手帳はアイテムですからね」と一言。胸を救われました。そうか、itemか。障害者手帳がある意味その人なりの権利でもある訳なのか。病気で普通の健常者の様に出来ない事や特徴がある分サービスや手帳での恩恵を受けれる。
私はその方の一言で手帳に対し受容出来、今も最大限に活用しております。卑怯だと言われても、誰もが分からないのと同じ様に、私のここまで本ブログで綴った病気での苦しみやメンタルをやられた事。様々な事を失った、病気がなければと何回思ったか。周囲からも「病気が無ければ…」と何度言われたか。病気でQOLがダウンした分、何かしらを受け取って良いんだと思いました。
手帳で映画を1000円で観れる、公共施設・観光施設に無料や割引で入れる。携帯代等の少しだけ割引。正直映画等は大きいですし、付添人も割引なので有り難いです。
このページを見ている方もご存知かと思いますが障害者手帳で割引や使える事一覧のサイトがあります。障害者で行こう!
こちらのサイトで様々な施設や自治体等の手帳での都道府県で見る事が出来ます。スゴク便利です。
鎌倉に行った時敢えて手帳割や無料での縛りで寺を回ったり、上野動物園にパンダを見に行ったり。ワンコイン浮いた分は交通費や食事に充てたりしました。
そしてヘルプマークもくれました。万が一だけれど発作を一人で行動中に起きた場合にも使えるでしょうと。その福祉課の男性は「表立って鞄に付けるのが理想だけれど、持ち歩いて辛くなったら取り出すのでも良いんですよ」と言ってくれました。偏見で見られるのがイヤだったので、持っているだけでも安心です。
捨てる神あれば拾う神あり。正にそんな状態でした。福祉課での相談は何回か行き人生の再建を話し合う事や、There and thenを行う等お世話になりました。今も障害者手帳は肌見放さず持ち歩いています。
100円ショップや文房具屋等に、丁度いい手帳ケースがあったりします。勿論ネットショップでも検索かければ出てきます。
そのケースに、自立支援・障害者手帳・お薬手帳・Dr.がくれた診断書・ヘルプマークと全て入れて常に持ち歩いています。まとめておくと非常に便利です。